北欧の大地の精霊「ノーム」から名前を付けた、『ノームの糸車』さんは南部町にある羊毛フェルトのワークショップや羊毛製品の製作・販売を行っている工房です。羊毛だけではなく、オーガニックコットンや、最近話題になってきている和綿・伯州綿を素材とした製品も作っています。
ノームの糸車さんの理念は衣・食・住において「安心・安全・本物」ということで、「食」にもこだわっています。
現在、工房となっている施設は、2009年7月から利用しています。ノームの糸車はそれより5年前、2004年7月から開所しています。以前は、スタッフもメンバーの方々も手弁当だったのですが、お弁当に毎日、即席カップ麺や菓子パンを持って来る方々がいて、これではいけないなと思い、新しい工房を建てる時にスタッフやメンバーに給食を作ることのできる厨房を併設しました。
同時に、飲食の営業許可も申請して、給食は外部の方でも召し上がっていただけるようにしました。最初の頃は所長の吉田さん自ら厨房に立っていましたが、現在では給食を作ってくださる2人のスタッフさんが交代で対応していただいています。
給食には野菜と穀物のみで、肉・魚・乳製品は使用しません。地元で採れるお米や野菜で、なるべく無農薬栽培のものを利用するようにしています。
今年(2011年)、工房の2軒隣にノームの糸車さんの畑が誕生しました。近所の方から畑を売りたいという話しがあって、迷わず飛びつきました。絵本作家・よしとさんが、『もぐもぐ農園』と名付けて、看板も作っていただきました。現在はさつま芋と大豆が植えてあります。秋にはベリー類の樹を植える予定でいます。畑には日陰がないので、東屋を作って休憩が出来るようにしたいと思います。
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[写真/文: 森藤]